鮮魚・貝類
鮮魚・貝類
富山湾の魚介類はここが違う!
- 1.富山湾は日本海の「天然の生簀」
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日本海のポケット富山湾は、日本海側の中央に位置し、若狭湾に次いで大きな湾です。
また、太平洋側の駿河湾や相模湾とならび日本でもっとも深い湾のひとつです。
富山湾は、大陸棚が狭く、深い海が海岸の近くまで迫っていることが大きな特徴です。
また「藍瓶(あいがめ)」と呼ばれる16もの海底谷※があり、そこは良い漁場となっており、能登半島で囲まれ北東方向に口を開けたような形状は日本海の「天然の生簀」と呼ばれています。 - 2.暖流と深層水
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暖流と深層水日本列島のまわりを、暖流と寒流がぐるりととり囲んでいます。
日本海側には対馬海流(暖流)が北に向けて流れていて、富山湾にもその一部が能登半島に沿って入ってきます。
このため、暖流系の魚がこの流れに乗って富山湾に入ってきます。
一方、対馬海流の下には日本海固有水(深層水)とよばれる海水があります。
平均水深が約800mとされている富山湾。
この深層水は常に水温が2℃以下で冷たく、栄養が豊富できれいな状態に保たれています。
このように富山湾では、暖流の対馬海流と冷たい深層水が2階建ての家のようになっていて、暖流系と冷水系の両方の魚が数多く見られます。
富山湾で水揚げされる代表的な魚介類
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ブリ
「富山湾の王者ブリ」と呼ばれ、富山県のさかなにも選定されています。
富山県の定置網漁業の重要魚種で、北の海で十分に餌を食べ脂の乗った寒ブリは、全国的に高く評価されています。 -
ホタルイカ
胴の長さが最大で7cmほどの小さなイカで、発光器をもち、刺激を受けると名前のとおり青白く幻想的な光を放ちます。富山県の定置網漁業の主力魚種で、富山県のさかなにも選定されています。
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白えび
体長6~7cmほどの淡いピンクがかった透明なエビで、その美しさから「富山湾の宝石」と呼ばれ、富山県のさかなにも選定されています。生でも、揚げても、すり身でも格別の味わいがあります。
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アジ
ほぼ周年、主に定置網により漁獲されます。ホタルイカ等とともに漁獲量が多く、刺身、焼く、煮る、揚げる...どう料理しても旨い万能魚です。
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サバ
富山湾では主に定置網によってほぼ周年漁獲されますが、冬の1~2月に獲れる寒サバは「トロサバ」とも言われ、格別です。